羅生門?

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やだやだ。連日の殺人事件。人間一人一人を大事にしない政治がこうも長く続くとこうなるのでしょうか。
「羅生門」のような時代が再来するのでしょうか?それも世界的に?
学生時代「三国志」を読んでいて何度も出てくる「民の怨嗟の声が満ち満ちて...」という言葉、当時は全然実感なかったのですが、今まさにそういう時代のまっただ中にいるんだ、と思い知りました。たまった怨嗟をどのように吐き出すべきか...とにかく早く選挙っ。でもおめでたい人々はまた惰性や地縁で投票しちゃうんでしょうね。この国民にしてこの総理あり?

こういう時代になると「戦後教育が間違っていた」とか「昔の日本はよかった」とかいう意見が出てきますが、そんなこと言う人たちにはそのりっぱな国民・国家があんなバカな戦争をした事実はどうなんだと問いたい。個人がないがしろにされたという点では戦前はもちろん今以上に話にならない社会だったんです。人権どころか命そのものまで。一人一人がお互いを監視し意見も言えない社会、まるっきり隣の国じゃないですか。そんな時代のものの中に今に役立つものなど何一つあるはずありません。戦前の美徳と言われるものは本当は今の人々の中にもちゃんと残っているはず。それはその時代特有の美徳ではなく、本来我々に備わっているものだからです。衣食住の不安がなく将来に希望が持てれば、そしてどんなに貧しくてもある程度平等な社会であれば、人は家族隣人を愛し大切にして、前向きに生活するものだと信じています。

お昼のニュースでまたまた新しい殺人事件が発覚したと聞き、ついつい。

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このページは、mojuniが2008年12月11日 12:11に書いたブログ記事です。

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