「ファーブル昆虫記」「シートン動物記」風に言うとこうなるんでしょうかねえ。ちなみに英語では"Mojuni's Book of Cats"となるんですと。
いえね、これだけ大勢の猫たちに囲まれて、その上勤め人でもなく人生の大半の時間を猫と一緒にゴロゴロできてる人間ってそうそういる訳じゃなし、それこそ猫の観察日記を書くという選択肢もあるんじゃないのか、とフト思ったりして。いやいや、1000匹猫イラストだってまだ完成していないのに、そんな大それたこと出来るはずありません。
しかし、「猫記」に収録するに値する大発見がありました。
少し前に「猫にノミ取りの滴下剤は使わない」と書いたのですが、実は状況に変化がありました。殺虫剤は毒物だという認識が変わった訳ではありませんが、ミッチーとシャム子の二匹に使ったのです。実はこのところミッチーがだんだん痩せて来て、腎臓の状態が心配になり病院へいくと、案の定、腎臓病のステージが上がっていました。
去年の秋、尿毒症と言われて慌てて腎臓食を口に入れて食べさせるようにしてから、一時ステージ2にまで回復していたのですが、今回ステージ3に。それに貧血もずっとあります。
先生が「こんなに血を吸われてはマズイ」と言われるので、一先ずは緊急避難的に滴下することにしました。
仔猫群を代表してシャム子にも。シャム子のノミは見えているのに何度すくっても捕れないのです。ミッチーオイルを塗っているのでノミの体が櫛の目をすり抜け易くなっていると思われます。
その後一週間くらい経った頃、気付いてみると他の子たちのノミの数までがぐっと減ったのです。10分の1以下に。
ということは、つまりノミって一匹の猫にずっとたかっているんじゃなく、猫から猫へと渡り歩いている?ミッチーの体に飛びついたが百年目、そこで死に絶えているのか?ミッチーはずば抜けてノミが多く、まるでノミの総合商社だったのですが、本当に他の子たちにノミを卸していたようです。腎臓病の子の血はおいしいんでしょうか。
滴下剤、10匹飼っていたら10匹全員に使わなければならないとばかり思っていましたが(普通皆さんそうしていますよね?)、一番多い子にまず使ってみて様子を見ては如何でしょう。経済的にも猫の健康面からも助かります。
あともう一つ、面白い発見があるんですが、長くなったのでまた今度にします。
で、今日のトム。ブレブレなのが惜しい。