最近新顔のノラ猫が出没するようになり、緊張が高まっている我が家の猫王国。何しろ管理人が猫なら誰でも拒まず受け入れるスタンスなので、大黒柱のハマちゃん以下トッピー、ゴローちゃんたち男の子は大変な災難だろうと申し訳ないのですが、来た順番の後先だけで、現に路頭に迷っている猫を追い払うなんてとても出来ず...。
その子は母屋にいるペルシャ系の茶色の長毛のどう猛な男の子を短毛にしただけのそっくりさん。性格もかなりけんかっ早い。でも人間にはとてもよくなついていて、握手も抱くのも平気です。
今日は昼日中からご飯食べに来て、表でハマちゃんとうなり合い。そこへ私が飛び出して...いつもなら「誰ですか~っ!!これこれっ!やめなさいっ!!」が定番なのですが、今日は少し変えてみました。
その前にどうして「誰ですか」なのか、ですが。以前は声の主とおぼしき子の名前を呼んでいたのですが、例えば「トッピー!!」と大声で叫んで飛び出すと、トッピーとしては理由もなく頭ごなしに自分が叱られていると思ってしまうだろう。それで「誰」にしたのです。
で、「誰ですか」はそのまま使っているのですが、その後「こらっ」とか「やめなさいっ」とか大声で怒ったような口調で言うのをやめたんです。代わりに「はいはいはい、よしよしー、○○ちゃん、□□ちゃん、仲良くね~」とのーてんきなことを穏やかに言いながら出て行くことに。
すると、ハマちゃんがまずうなるのをやめて地面でゴロゴロ。敵の面前なのに。ノラの方(便宜上以下チャッピーと呼ぶ)もうなるのをやめておとなしく私に撫でられる。そこでひとしきり2匹の頭を交互に撫でて、チャッピーを抱き寄せてハマちゃんとチャッピーの間に私の顔を割り込ませて「はい、お友達」とシャンシャン手打ち式。かなり危険な行為ですが。事実ハマちゃんに手でつっぱねられました。爪が少し出てたし...^^;
その直後どうなるか暫く見守っていましたが、ハマちゃんは自分から挑発する気は全くなく、悠然とその辺に転がって背中を擦ってる。チャッピーは遠巻きに警戒しながらウロウロ。この時点では私が姿を消すと暫くしてまたうなり合いを始めました。
またぞろ飛び出し、同じように2匹を優しく撫でて友好往来を諭す私。今度はチャッピーは敷地の外へ出て、道を渡って姿を消しました。
さしあたって目前のケンカを鎮める効果は大声で叱るよりは高い感じがします。つまりうなるのをやめるまでの時間が短い。叱った場合、2匹はいつまでも興奮状態が収まらずに別れるのに対し、優しく普通に接するとそれぞれが穏やかな気持ちになってその場が収まる。
猫2匹+私の三角形で、私も怒っていると3辺が全て緊張関係になるのに対し、私が2匹ともに優しく接すると2辺が穏やかな線になり、後の一辺を緊張させたままにしておくのが猫心にも極めて不自然でやりにくいことに思える...?思って欲しいです。
さて、2匹が次に出会った時どうなるか。経過観察です。
コメントする