昨日はえらい一日でした。はぁーー=3
一日に2度の捕獲劇、わたしゃもういよいよ動物園の飼育係?全国の動物園さん、私を雇って損はさせません。
3日前の夕方、うちの駐車場からバス通りの県道を隔てた向かいの店の倉庫あたりからかすかに仔猫の鳴き声がしていました。あちゃー、またやられた。うちの敷地内に捨てなくても、これじゃうちに捨てたのと同じ事。私がほっとけるはずもなく...
何度か近づいて呼んでみましたが姿を見せず寄って来る様子もなく、打つ手なし。夜が更けてからはもう声がしなくなり、店が閉店する時に追い払われたか、シャッターで閉め込まれて何かの下敷きにでもなって...可哀想に、と思っていたのですが、中一日空けて昨日の午後、猫の館の外猫様用レストランに小さい小さい黒猫の仔猫がやって来てご飯を食べてる!!何とまたしても黒猫!!私を見ると飛び逃げてしまいました。が、レストラン奥のブロック小屋(物置、ポンプ室でしたが今は台所として使用)内に隠れて、私が遠のくとまたご飯を食べに戻ってる。
ならば、とこの小屋の入り口や壁の穴を塞ぎ仔猫を中に閉じ込めて...しばし奮闘の末、無事捕獲。
実は無事でもなく、暴れて暴れて、軍手の上から指を咬まれましたが血がにじむ程度。シッポや体を強く掴んで引っ張っても一度しか咬まなかったので、飼い猫の子のようです。
毛布の切れ端をかぶせて捕獲した後、毛布でくるんでしっかり抱きかかえたまま、猫の館の2階に上がり、右手一本だけでベランダに置いてあったジブリたちの日向ぼっこ用のケージを室内に引っ張り込み、水、ペットシーツなど最低限の設備を整のえ、毛布ごとそっと中に入れました。
ところがここで予想外の事態。捕獲後毛布にくるむととたんに静かになったので、ああ、暖かくて安心したんだな、とばかり思っていたのですが、ケージの中に横たえても一向に顔を出さない。そっと毛布をめくって見ると...手足を縮めて硬く丸まり...動かない。
ええっ、まさかショック死???すぐにみぞおち辺りを押して心臓マッサージ...が、まてよ、観察すると息はしている、鼓動もある。強いショックでパニックになってるのか。
手足を握ったりお腹や背中を撫でたりして落ち着かせようとしましたが、縮こまった手足は一向に力が抜けない。それに顔が毛布から出ない。少しずつはがして見ると、何じゃこりゃ、口でしっかり毛布を噛みしめている。
ほっぺたや鼻先、目の周りを親のように撫でてやっていると、毛布を咬んだままギロッと目を開けて上目遣いに周りをキョロキョロ、恐いような滑稽なような、前代未聞の格好。
暫く撫で摩ってやっていても一向に立ち上がらないので、そのままにしてケージの扉を閉めると、やがて起き出し、外へ出ようと大暴れ。格子の間から手を突きだしたり頭を通そうとごり押ししたり、水の入れ物に足をつっこんだり。
プッチーになだめてもらおうと思ってもプッチーは「プッ」と言って逃げてしまい、トムも子守拒否。唯一三毛猫ミクちゃんだけが格子越しに鼻をつき合わせてくれました。
足が濡れて寒かろうと思いますが、今夜も外で空腹のまま寝ることを思えばご飯と毛布があるのでまだましか。明るくなるまでほうっておくしかない。
その後夜になってシェフと一緒に猫屋敷にいる時、ゴローちゃんが何かくわえて入って来たー。一見してどうも○○くさい。私の足もと、テーブルの下まで来ると、それをポイと床に投げ捨てたのですが...案の定...ヘビッ!!!
長さ40cm程の細くて小さいヘビ。箸くらいのヘビを子供の頃飼ったことあるし、家族に巳年生まれがいるのでヘビはそれ程恐くない私。マムシでなければね。
ゴローちゃんが取り逃し探し回っているところを捜索して、小さく丸まっているところへガラスの器をかぶせて捕獲。前の空き地ではまた捕まってしまうかも知れないので、少し離れた田んぼまで行って放してやりました。この間シェフはノータッチ。
シェフの担当はゴキブリとハエ。ゴキブリはいざという時には手で捕まえるし、ハエも飛んでいるのを片手で握ることができる人、実は私の目の前で箸で獲ったこともあります。それに免じて私はせっせとムカデ、ヤモリ、鳥、ヘビなどを担当しています。ってヘビを室内で捕獲したのは初めて。私の担当動物はみんな殺さずに逃がしてやるものたちです。
一日に2度もの捕獲劇でへとへと。真夜中におそい晩ご飯を腹一杯食べた後倒れるようにして寝てしまいました。不健康。