Where do I begin to tell the story of ...という「ある愛の歌」の歌詞を思い出します。
どこから話せばいいのか、と迷うほど、この数日間に色んな出来事があって、今クタクタです。
と言っても私自身や家族、猫たちは至って安泰ですのでご心配はご無用です。
師走だというのに2日間とあるセミナーに参加してくれと言われて、隣の県の県庁所在地まで出かけていました。それが終わった明くる日には引越先で用事があるので、いっそのことセミナー前日からずっと引越先に泊まり込むことにし、猫3匹連れで出かけ、帰りには猫4匹になりました。
連れて行った3匹はトッピー、シャム兄、それとチビトラ。
留守中ケンカが心配なゴローちゃんは猫の館に閉じ込め、もう1匹のいじめっ子のトッピーを同伴。シャム兄は初めて連れて行きます。チビトラは風邪はもう殆ど治っているのですが、シェフが心配して連れて行くことになりました。
4時間ほどの長時間ドライブもトッピーは2度目、道中おとなしくしていました。チビトラも仔猫なのにというか仔猫だからというか、とってもリラックス。シャム兄だけが少しやかましく鳴き続けていましたがゴローちゃんほどではありません。
帰りの「4匹」というのは...前回引越先に行って帰って来た後、お隣(と言っても2、300m離れていますが)の方からシェフに連絡があり、「猫を忘れて帰ってませんか」とのこと、白黒のとってもよくなれた中猫が来ているというのです。「いいえ、ご飯もない、サルも出没するところへ猫を置いて帰るなんてあり得ません。」と答えたものの、場合によってはその子を引き取る覚悟で、今度行くまで預かって頂いていたのです。
見に行くと10年ほど昔いたチャーミーという子にそっくりの白黒の女の子でした。よくなついているので誰かに山へ捨てて行かれたらしい。26匹もいる猫屋敷だというのに、しかもそれが大変でこの引越先を選んだというのに、ここへ来てまで捨て猫を収容するなどという笑えない事態が起こるとは夢にも思っていませんでした。ふ、不覚...
この子は持って行ったケージにトイレ付きで入れてVIP待遇で連れて帰りました。道中ずっと静かにしていて、車酔いもせず、とっても助かる子でした。
どの子と相部屋にしようかと悩んだのですが、黒猫サスケ、三毛猫ミクちゃんと一緒の部屋に入れました。ミクちゃんが意外と気が強いので心配でしたが、何とこの子はそれ以上に負けん気、ご飯なんか「ウ~ウ~」とうなって仔猫のサスケにも譲らず悠然と先に食べる豪傑、だけど自分から他の子をいじめたりしないので問題はなく安心しました。えー、とにかくこれで一匹増えました。
それは事前に覚悟していたことですが、実はまるで映画のように突発事態が起こりもう一匹増えちまったのです。それも出発前の準備でバタバタしている最中のこと。
午後2時頃お土産を買いに家から出発して1分位のところで、車の前をひょろひょろと横切っていくシャム猫の仔猫を発見!!右の田んぼから左の田んぼへ。よりによって私の車の直前を横切るとは何という神のイタズラ。
はい、シェフも同意で即停車。収容に向かいましたが小走りで逃げ回る。車道と田んぼの間の用水路(今は水なし)のところどころにある2mほどの橋?の下に入り込んで、カリカリで誘っても出て来ない。ここで諦めては死んでしまうのは目に見えている。時間に追われる中、収容を完徹すると決心、橋の両方の出口をそこら辺にあった発泡スチロールの箱の蓋などで塞ぎ、中に閉じ込めておいて家に引き返し、大きな洗濯ネットと棒を持ってリターン。片方の口で私がネットを広げて待機し、シェフが片方の口を塞いでいる発泡スチロールを棒でバンバン叩くと、何とまあ、首尾良くシャム子はネットの中に駆け込み、難なく捕獲。
シャーシャー言うし咬み着くので他の子と同室にして放置する訳に行かず個室に隔離することにして、風呂場にご飯と水を準備して閉じ込めました。ここは前にチビ猫だったサスケが脱獄した場所です。天井部分が取り壊されてイケイケなのです。
案の定、帰ってみると中はもぬけのカラ。館内を探すと1階玄関のトランクの上にちょこんと座っていたので、そっと近づいて抱き抱え、今度は仕方なくサスケたちの部屋に入れたのですが、自力で食事も水も摂れない状態だと分かり、急遽ICUというか私が抱き抱えて食事介護することになりました。
最初道路で見かけた時はチビトラより一回り大きいと思ったのですが、やむを得ないとは言え、北向きのコンクリの風呂場に3日入れておいた間に寒さで衰弱したようです。風呂場の至る所にあったうんちの状態は、最初は形があったものの、新しくなるにつれ下痢気味になってきていました。最後の力を振り絞って壁を飛び越え、寒々としたその場所から逃れたようです。もちろんちゃんと段ポール箱にセーターなど暖かい衣類を入れた寝床は設置してあったのですがコンクリートに囲まれ暖房どころかすきま風吹きっさらしという環境は過酷過ぎだったようです。親猫に抱きしめられていないと仔猫が自分の体温だけでは生きていけない季節なんですね。
シャム猫に詳しいシェフによると見た目は立派なチョコレートポイントの純血種、何故捨てられたのか気になりますが(FIV感染かも知れない。シャム子のように)、後でゆっくり見たら理由が分かりました。シッポがすごいカギシッポだからでしょう。でも顔はとっても端正で可愛い。
で、今もカゴの中にカイロを入れて暖かくし特別栄養食やビオフェルミンやビタミンを与えている状態。目はしっかり開けて目やにも咳もないのですが、下痢と食欲のない状態が続いていて予断を許さない状態。
はあー、この様に遠出する前から帰って来てからまでも、猫絡みでてんてこ舞いです~。
年賀状、自宅用がまだ出来てないというのに、メール返信すら滞っているような状態。
疲労困憊なのにグダグダ長く書いてしまいました。