しかも4/18「良いわ」の日、トトロが亡くなりました。
病気になった訳じゃないので老衰による大往生だったのでは、と思います。
年齢不詳、一体いつからうちに来たのか、ブログ内検索をしてみたらトトロに関する最初の記述は2009/4/21でした。
リカちゃんがお年頃の頃、色香に誘われてジブリとほぼ同時期にやって来たのでした。
以来丸4年経ったということですが、何だかもっともっと長いつきあいだったような気がします。
最初は逃げるし近づくと威嚇する子でしたが、だんだんになれて来て家に入り込んで来ました。
その夏から秋にかけてだったか、猫屋敷のベッドの上でこんこんと寝続けて過ごしました。
安全な居場所があるうちに長いノラ生活の疲れを全部取り去ろうという体からのシグナルなのでしょうか。
それから暫くみんなとも一応仲良く暮らしていたのですが、いつしかまた長いワラジを履いて出て行き、音信不通の期間がありました。
ある時他の子を探して道路の向かい側の住宅地を歩いていると、よその家の玄関先で寝ているトトロを発見。
「あんた、こんなところにいたの」と話しかけていると、ガラッと戸を開けてそこの奥さんが現れ、言うには「また猫の声がするから追い払おうと思って出てきた」とのこと。
そこの家でご飯もらって居着いていたんじゃなかったんだ。
「あんた、うちにおりなさい」と抱いて連れて帰ったのに、すぐまた姿を消してしまいました。
それからかなり経って、またうちの界隈で見かけるようになった時にはだいぶ年をとった感じになっていました。
今度は優しい老婦人のお宅で納屋を提供してもらってご飯ももらえて、寒い日はカイロも入れてもらえているというお話、
それはよかったよかったと安心していたのですが、ボス猫に虐げられて小さくなって震えているとのことで、頭やほっぺたに大きなキズがありました。
ミッチーオイルをその方に渡して塗ってもらったりしていたのですが、なかなか治らず。
結局いじめられるのに耐えかねてか、またうちに来るようになり、検査に行くと前回はなかったFIVが判明。
猫の館にケージをしつらえ本格的に保護を開始したのでした。
背中の指圧で一時とても元気そうになっていたトトロ、それが突然また痩せて来ていました。
ご飯はつい最近まで結構食べていたし、おしっこの色もしっかり濃かった(腎臓も正常そう)けど、今度一度病院へ、と思っていたのですが。
先週引っ越し先へ行ったり、15/16/17と別府へ旅行していたりして、トトロの世話が行き届かず。
世話と言っても背中の指圧とケージから出してやることだけ、出してやっても窓際の日当たりのいいところで寝ているだけでしたが。
別府から帰って見るとトトロは一層弱り、置いてあった食べ物も殆どそのまま、体はひどい脱水でした。
それでもケージを開けるとトコトコ歩いて出て、おしっこをしましたが、ご飯も水も口にせず。
大好きな牛乳を出すと飲もうとするのですが舐める程度。
その夜にも危ないかなと、トトロと同じ部屋でトトロを布団の上に寝かせ背中を指圧してやりながら寝ました。
朝起きると自力で椅子に上がって一人で寝ていたので近づくと座布団の上がぐっしょり。
おしっこに下りて行く力がなかったようです。
布団の上にペットシーツを敷いて寝かせ、指圧をしてやりながら、病院に連れて行くべきかどうか、迷いました。
このまま自然に逆らわずに逝かせやった方がトトロのためだろうという気持ちと、
いや点滴で何とか持ち直すのなら病院に連れて行くべきではないかという思いが交錯...
その朝シェフはバスで大阪へ出発する予定。
「最後にトトロに会ってやって」と言うと「刺身食べさせてやりたいな」というシェフ。
「もう食べられへんよ、牛乳も飲めないのに」
トトロはシェフが名前を呼ぶと、とってもきれいな声で鳴きました。
いつも大きなだみ声なのに、死の前日からとても澄んだ声で鳴くようになっていました。
シェフと相談した結果やはり病院へ連れて行こうということになり、シェフをバス停まで送ってからまたトトロの枕元へ。
しかしトトロの手足に既に間歇的な痙攣が始まっているのを見て、もう死へのプロセスが始まったと思い、注射針などの無用な苦しみを与えるのはやめよう、と判断。
枕元で呼吸が楽になるように体を伸ばして腕を持ち上げてやったり、軽く指圧をしてやったり。
指圧をしていると1度だけ気持ちよさそうに自分で体を伸ばしました。
時計を見ると11時20分ほど、まだ午前の診察時間...
万万一、点滴でまだ助かる可能性があるのでは...
結局ワラにもすがることにして、トトロを今の寝姿のままで車に乗せ、病院へ。
すぐに診てもらえたのですが、診察室へ入ろうとしたその時、最期が訪れました。
人間のように、お医者さんに看取ってもらえたのはトトロだけ。
そう言えば不思議なことがあって、一週間ほど前ベランダへ出してやったところ、何と高齢で痩せているというのに
2階ベランダの手すりから飛び降りて一時行方知れずになり、心配していたら半日ほど経った頃、
大声で鳴きながらシェフのいる猫屋敷に入って来て無事保護。
最後に自由に外を歩いてみたかったのでしょう。
今、庭には色んな花が花盛り、あらゆる花という花を一輪摘んで、トトロを飾ってやりました。
トトロの引き合わせか、一時トトロの世話をしてくれていたご婦人が夕方うちの前を通りかかったので、トトロのことを伝え、一緒に冥福を祈って頂けました。
旅行から帰るのを待っていてくれたトトロ、とってもきれいな大きな猫でした。
写真を探したのですがどうやら壊れたPCに入っているようで...
また会う日まで...