猫の行き倒れ

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ということ、こうやって起こるんだ...

一昨日狂犬病予防注射で奔走した次の日は、行き倒れのノラ猫のために捕獲、病院、ケージの設営、看病と何も手に着かない1日でした。

昼前、猫の館の前の餌場を通りかかると、いつも来るちょっと足を引きずってるキジ猫の雄が、どういう訳か外へ逃げずに建物の中へ入って行った。
これは捕獲のまたとないチャンス、閉め込んでしまおうと入って見ると、何と中へ入って数歩のところで倒れてる。
まさかお休みタイム?
ちょっと足がピクピクして様子がおかしい。
近づくと必死で起き上がりヨロヨロ隅へ隠れてまたそこでバタン。
それでもシャーッと言ってひっかこうとする力は相当なもの。
でも倒れたまま動けないようなので、これなら捕まえて病院へ連れて行けるかも、と、毛布を被せてまあまあ簡単に捕獲、バスケットに入れて病院の午後の診察時間に連れて行きました。

待合室でもバスケットの中で時折プップッと猫パンチしてきていました。
運良く院長先生に診察して頂け、革手袋と洗濯ネットですごいバトルになるか、と申し訳ない気持ちでしたが、想像以上に弱っているとみえて、咬みつく力はなく、ネットに入れ頭に毛布被せて(布団蒸しにならないよう注意しつつ)、先ず爪切り完了。

血液検査でFeLVが+、黄疸が出てる、FIPもあるかも知れない、白血球が多い...
何分今はしんどいからおとなしいけど、もし元気になれば野生動物なみの凶暴さだから、とても入院して継続治療はできないとのことで、とにかく点滴、抗生物質注射などしてもらって連れて帰りました。
もう猫パンチの元気はなくなってぐったり。
弱っている体に痛い注射の針を打つとそのショックで即死してしまうケースを何度か見たことがあります。
だけど何とか助かるものなら助けてやりたいと思うなら血液検査、点滴は欠かせないし。


FeLV組の部屋の2階建てケージ(2mx1mのワイヤーメッシュで手作りのもの)の一階が空いていたので、アルコールで消毒して特大ペットシーツを敷き詰めて病室の準備。
毛布を被せてバスケットから出し、横たえるともうじっと寝ていました。

右肩のところに咬まれた傷があり化膿していたのでミッチーオイルを垂らしてやり、後は寝せておくしかありません。

点滴セットを6日分貰って帰ったのですが、その後何度か見に行く度に息が弱々しくなって...
今朝9時頃、意を決して見に行くと硬直してしまっていました。
最後に体位交換したままの姿で、静かに息を引き取ったようです。

手を握っていてやりたいとも思いましたが風邪気味ということもあり、それに馴れていないのにそんなことして安らかになれるかどうかも分からないし...
でも頬を撫でてやると何度か目を細めたりしてくれました。

今度はちゃんと仲良くなろうね。




コメント(2)

ひとりでこっそり虹の橋を渡るのは 寂しかったんでしょうね~
mojuniさんに 看取ってもらって 虹の橋を渡ったので 向こうでもお友達たくさん出来そうですね^^;

ronmamaさん
何匹もの病気持ちのノラの子がうちから旅立って行きました。
最後に安心して休める場所を探すんだと思うとかわいそうです。
飼い犬飼い猫が死に場所を探して出て行くというのはウソ、
徘徊か、こういう風に行き倒れになってるんでしょうね。

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このページは、mojuniが2015年4月25日 14:37に書いたブログ記事です。

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