断捨離無理

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今月末には一時保管してある場所から衣類や布団を引越先に運ばなくてはならないので、その準備に衣装ケースとブルーシート等を買いに行きました。
運び出してそのままトラックに積んでも濡れないように。
布団は布団袋じゃなくブルーシートにくるめば、後でシートは使い道があるし。

いよいよ引越らしい引越が始まるみたいな段階になったかなー。
人間の家はまだ影も形もないのですが、雨露しのげる物置になる場所が確保出来たのでそこへ運びます。
そして猫や犬から先に移動させ、週の何日かは向こうに住むようにしたいー。

その衣類ですが、ふと、なくても何不自由なく暮らせているのに、思い切って「断捨離」しちゃえ、いくら物を大切に、と言っても、自分の命と生活の方がずっと大事じゃないのか、という気になって、場合によってはこの際全部リサイクルに持って行こう、と決心して保管場所に下見に行ってみたのですが、あー、家族の手編みの大量のセーターやカーディガン...
そんなものがあることすら普段忘れているというのに、見てしまうとやっぱり断捨離断念。

毛糸の衣料って着なくなりましたねー。
重いし毛玉はできるし洗濯は面倒だし虫は食うし、いいとこって一つもないじゃないか。
穴でも開いたら私はとても修理なんてできないのに。
しかし、確かに純毛は暖かい、それも何かとっても安心感のある暖かさ。

終戦から10年以内の頃かなあ、家で祖母、母、伯母が総出で古いセーターを解いて大きな鍋で赤や黒に染め直しているのを見ました。
別に貧乏だったからじゃなく、物がなかったから?いや、やはりかなり高価なものだったんでしょうね。
寒さをしのぐのは火鉢とセーター、ちゃんちゃんこ、綿入れという時代。
今では買う時は少々躊躇するけど軽くて体に負担のないダウンコートという夢の防寒具があるというのに、もしかしたら戦前からのものもあるんじゃないかという古いセーターを捨てられない...
親たちの管理がよく、その上ここ何年も何十年も着てないから、全然傷んでないんですよね~^^;
着るものに全く頓着しない私、それを着たいわけじゃなのに。
リサイクルに出す位なら、その前に猫の布団にすれば、と思ってもそれもとても出来ない。

その理由、今やっと気付きましたが、家族の手編みのセーターはもはや衣類ではなく古文書なんだ。
三代の生活史が、1枚1枚に鮮やかに刻まれているんだ。
もはやご神体?捨てられないはずです。
もういっそ昭和の博物館から寄贈を求められるまで持っておこうと思います。


断捨離、今一番して欲しいのはあのエンブレムデザインですね。
パクッた人はパクッたデザインにすごく執着心がある、つまりそれ程好きだからこそパクッたのだから、ちょっとやそっとでは取り下げたくないということのようです。
今回審査員までが登場して擁護していますが、公募の公正さを自ら否定することに気付かないとは情けない姿です。










コメント(4)

こんにちは。
お引っ越し、だんだん、本格的に近づいてきた感じですね!

三代の手編みのセーター。
染め直し、編み直し、そして今も傷んでいない……
貴重なご家族の記憶と記録ですね。
ほんとに、いずれは博物館とかでしか見られなくなるのかもしれません。
なかなか純毛は着られなくなりましたが、
やっぱり毛糸の暖かさは好きです。

純毛も 質の良いものなんでしょうね~・・・
車に乗ると シートベルトで毛玉ができる>< お気に入りが悲惨なことに。。。

NEKO HOUSEさん
時代ってこういう風に変わって行くんだなーと知りました。
私が着たら1日で毛糸が引きつれちゃう(猫が引っ掛けるから)ので
毛糸に限らず良い服は着られません。
バッグだって一回でキズつける人なので、本物の皮のバッグはもちません。
なのにバッグも山ほどあるんですーー。

ronmamaさん
特に高級品ではないと思いますが、昔の物は品質が良かったんですね。
小4の頃誂えたスーツも全然無傷で、何とか痩せて着てやりたいと思うのですが。

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このページは、mojuniが2015年8月28日 11:10に書いたブログ記事です。

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