ジブリと甘酒

| コメント(4)
24日の夜20:15、ジブリが安らかに永眠しました。

2週間ほど殆ど食事らしい食事もせずにガリガリに痩せてしまいましたが、目力は元気な時のまま、口の中もとても綺麗で、文字通り枯れるように事切れました。

ミッチーは死してミッチーオイルを残してくれましたが、ジブリもみんなのために素晴らしい遺産を残してくれました。
2週間も生き続けられたのは「甘酒」のお蔭です。あ、補液の点滴は最後まで続けました。

知り合いの方がペットボトル入りの無添加の甘酒を何本も下さったのですが、「飲む点滴」と言われる甘酒、全く必要のない私が大好きでゴクゴク飲んでいたのを、そうだ、と思いつき、乳鉢で米粒をすり潰して注射器でジブリの口に入れてやったのです。
すると肉食動物の猫なのに何と不思議なことに、全然嫌がらず、というより反対に美味しそうにゴックンと呑み込むのです。
そして飲んだ直後、目に力がわいてくるのです。

一度に多くて20cc程、時々生卵の黄身を同様に注射器で吸って10cc程、という食事を2週間続け、最後までしっかりした顔つきで過ごしました。

今後他の子が同様の状態になったら、また絶対甘酒を与えようと思います。
人間も、もう食べ物を受け付けなくなったら絶対甘酒!!!


こんな食事でも時々細ーい便をしていました。
最後の2日ほどは動けなくなって、おしっこはペットシーツの上でお腹を絞って出してやりました。
点滴が入っているので尿は溜まるはず、と下腹を触ると、体はガリガリなのにピンポン球ほどのプクプクした弾力のある部分があり、これが膀胱なんだと分かりました。
大阪や引越先へ移動の日、日中は何もしてやれず、帰ったらもう...と何度も覚悟しましたが、毎回夜遅く帰宅してジブリの寝床に手をつっこむと暖かいのにほっとするのでした。

22日の夜オレンジ色の満月が昇って来て、ああ、ジブリを連れて行くつもりなのだ、と思って睨んだら、その日は諦めてくれて、次の日の月はどんなだったか記憶がありませんが24日にも少し欠けた綺麗な月が昇っていました。

前日からジブリは静かに横たわっていましたが、最期の瞬間が近づくと数回それまで聞いたことにない鳴き声を上げました。
苦しみというよりはこの世に別れを告げている、そして生みの母に対して製造物責任を問う、という声だと思います。
そしてそれほど目立ったものではないけど下顎呼吸が始まり、恐れていた痙攣も来ず、最期の息は本当に静かに引き取りました。

ジブリの埋葬の前夜、雲の切れ間から青く白い月が穏やかな光を投げかけていました。

引越先の猫小屋にジブリたちの部屋は用意できているのに、間に合いませんでした。



さて近頃の私は力仕事が多く、これまでで一番筋力がついて、特に今まで弱かった上腕の力がメキメキ、腕が太くなりましたTT
もともとシェフより強かった下肢の力と合わせて相撲取り並;;;
筋肉は何よりの財産、貯金より貯筋と言われる今日この頃、恵まれていると感謝しています。


こんな日々にもせっせと描いた猫友日めくりカレンダーの扉絵、締切を大幅にオーパーして何とかシェフのOKも出て完成、猫友ネットさんで公開されていますのでご覧下さい。

2017tobiralek.jpg

酉年...鶏をどう扱うか、ひよこだけっていうのも逃げだし...
で、想像上の鶏でOKな風見鶏にしました。
実は猫小屋に取り付けようと、去年風見鶏を買ったのです。
もっとも鶏じゃなく、鯨のですが。

トッピーというかてんてん君の顔、シェフがどうしてもというので前に描いた下描きのままです。
後ろはゆんゆんちゃんとララちゃんを、茶トラはチビトラと春君を、足して二で割った顔?
困った顔の黒猫はトム、目の色は違うけど。
もっと大勢の猫を描きたいと思いましたが時間なくて...







コメント(4)

ジブリちゃんのご冥福をお祈りしますm(_ _)m

来年の巻頭ページ ありがとうございます^^
風見鶏の鶏ちゃん 今年も一年上を向いて頑張ろう!って気になります^ー^/

こんばんは。
ジブリちゃん、安らかに……。
甘酒! 
もし誰か……のときには試してみたいと思います。
(機会がないとよいのですが……腎臓は発症率高いですし……)
みなさんの努力を拝見すると……自分ももっとできたはず……
と思います。
巻頭ページステキです!
みんな表情豊かで、楽しいです。
風見鶏がずっと、よい方向を向いてくれますように。

ronmamaさん
ありがとうございます。
猫たちはとても気高く天に昇って行きますね。
人間もそうありたいと思います。
風見鶏、そんな風に感じて頂ければうれしいですー。

NEKO HOUSEさん
ありがとうございます。
ジブリがご飯食べなくなった時、もって後3、4日だと思ったのですが、甘酒でこんなに延命できるとは驚きでした。
最後の二日間はゆっくり側にいてやれてよかったです。
風見鶏がずっとよい方向を...素敵なお言葉ありがとうございます。
あ、これ、よく考えたら風見鶏の向いてる方向がいい方向!になってます~^^/

コメントする

このブログ記事について

このページは、mojuniが2016年5月28日 14:27に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「大阪トンボ返り」です。

次のブログ記事は「寒い梅雨入り」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2016年6月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

月別 アーカイブ

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.261